2024年10月15日火曜日

二十四節季 第五十候 菊花開(きくのはなひらく)

 二十四節季 時候 菊花開くは10月13日~10月17日頃。

旧暦では重陽の節供の時期で、菊で長寿を祈願したという。

重陽の日(旧暦の9月9日)
中国では奇数のことを陽数で縁起が良いとされ、中でも最も大きな陽数「9」が重なる9月9日を【重陽の節句】され、無病息災や子孫繁栄を願ったようです。

また、重陽の日に摘んだ菊の花を乾かして袋に詰めた「菊枕」で眠ると、菊の香り漂う寝心地に、夢に愛しい人が現れ、邪気も払うとも。

高温続きの今年の夏・初秋、我が菜園の花・野菜にも異変が起こり、特にカボチャは収穫量も例年より少なく、収穫して間もなく腐敗したりと異変。

しかしようやく朝夕の気温も下がり、【菊花開】の文字通り菊の花も咲き始め間もなく満開を迎え様としています。

恒例、食育の集い(10月14日)に合わせ、ダリヤを手入れしながら何とか綺麗に咲いてくれたので、植え付けてから二年目の【パンパスグラス】も10本ほど花穂を付け、それを切り取って保管して置いたものや【フォックスフェース】等を取り混ぜて、会場ステージに飾る事も出来ました。

集い終了後はご来場頂いた方に持帰って頂きました。


花の横の籠にはハロウィンに因み、不作だったカボチャを四半分に切り分け、ラップをしたものを来場者全員にお土産としてこちらもお持ち帰り頂きました。

又、我が家の庭に一本だけある柿の木には例年になく多くの実を付け、やはり異常気候のせいなのか約二週間も早く色づき、小鳥のために少し残して収穫後渋抜き作業です。

採り終わってふと空を見上げると、今迄見えていなかった秋雲が澄み切った空一面に広がり、更に秋の訪れを感じました。


2024年9月5日木曜日

パンパスグラス(お化けススキ)

別名;シロガネヨシ

原産地はブラジル・アルゼンチン・チリなどの南米大陸の草原(パンパス)で、高さ2~3m程度大きく成長し、細長い葉が根本から密生して伸び、葉はノコギリの様で皮膚を切りやすく注意が必要。

8~10月にかけて垂直に立ち上がった茎に長さ40~60cmの羽毛のような花穂を付ける。

雄株と雌株があり、雄株の花穂は細長いのに対して、雌株は幅広く綿毛を持ち、クリーム色やピン色などがあり、紫色のものもある。 

一昨年、小さな苗を購入してから一年目で、一本の穂が出て他の花と一緒に飾っていたが、今年は更に大きく育ち11本の穂が出ました。
8月中旬頃の様子
ドライフラワーにと今日切り取り、水の入れない花瓶に無造作に入れて飾ってみました。
手前のひときわ白い一本が昨年の花穂。

一年遅れでピンク色の苗を植え付けているので、来年は花穂をつけてくれると思います。
こんな感じに

夏野菜のキューリ・茄子・トマトも終わりに近づき、ハロウィンに欠かせないカボチャの収穫時期です。


2024年8月31日土曜日

上方落語【京の茶漬】

台風10号が各地に被害をもたらしながら、のろのろと日本列島を縦断して間もなく熱帯低気圧に変わろうとしている中で、当地福島も風・雨は弱いものゝ大好きなゴルフや趣味の菜園にも出かける事も出来ず、ふと目にした今日の朝刊に言葉の陰に思いを隠す、秘められた意味合いを察する【京の茶漬け】のコラムが載っていた。

気になったので調べてみると、三代目桂 米朝氏などが演じていてあらすじはこうでした。
三代目 桂 米朝氏

京都の得意先をしばしば訪れる大阪の商人に、いつも帰りがけに女将さんが「何もおへんですけど、ちょっとお茶漬けでも」と、云ってくれるが、茶漬けなど出てきたこともなく、食べてたこともない。
毎度のことで、いい加減腹が立ってきた商人は「よし、いっぺんあの茶漬けを食べてやろう」と、商用にかこつけてその得意先にやってくる。
主人の留守宅に上がり込んで帰りを待って、女将さんと雑談をしながら茶漬けのことを匂わせた会話をするが、気づいている女将さんは知らないぞぶり。
・・・・・・・・・・・・この続きはこちらで。

茶漬けは京都弁でぶぶ漬けと呼ばれていて、他人の家を訪問したと時に「ぶぶ漬けでもどうですか」と勧められたり出されたりした場合、たいていは暗に帰宅を催促していると云う意味合いとか?
ぶぶ漬け(お茶漬け)

「ぶぶ漬けでもどうどすか?」と云われたら、「早く帰ってほしい」と云う意味だと云えますが、実際に使われる事はなく、本来の意味は「大したお構いは出来ないけれど、せめてぶぶ漬けでも食べてゆっくりしていって下さい」と好意的な意味合いです。

ぶぶとは熱いお湯を指し、残ったご飯に漬物を乗せてそれを掛けて食べる軽い食事の事。
 

2024年8月30日金曜日

65年前の夢

昨夜、高校時代の淡い思い出や、その頃クラスメートと過ごした夢を見た。

クラスは42人だったか? その中で5~6人のグループが複数出来ていて、何をするにもそのクループ毎での行動をしていた。

65年前(高校二年の春)土曜日の夜、宮城県々境の小学校講堂で移動映画会があり、地元の同級生他数人と見た後、地元の高校生数人と些細な事で乱闘となり、近所の交番のお巡りさんが駆けつて来たので、近くの同級生宅に逃げ込みその夜は皆で雑魚寝。

逃げ切ったと思っていたが、月曜日に登校したら既にバレていて担任から全員呼び出されお説教。

なぜバレたのかと顔を見合わせる。

仲間の一人が学生手帳を落とし、それを拾ったお巡りさんが学校に届け、その有様を説明していた様だ!

担任が一言、負けたのか? 勝ったのか?と聞いてきた。

全員口をそろえて勝ちましたと。

担任いわく、負けたら許せないが勝ったなら校長に頼んで許してもらうと。

結果何のおとがめなしで済んだ。

時は過ぎそのお巡りさんは妻の義兄(既に逝去)であったことを知る。

その騒ぎから間もなくして、担任の奥様は小学生の息子二人を残して天国に旅立ち、それでも気丈に立ち廻られ、クラス仲間の相談相手を惜しみなくしてくれた。

そしてその秋、誰が持ちかけたのか定かではないが、先生を慰める事も含め、残されたお子様二人も同行してもらい、クラスの遠足を企画し山形県【山寺 立石寺】へと。

当日、福島駅前に集合し予約していたバスを待つも時間になっても何故か来ない。

当時はスマホ等の文明の利器もない時代、近くに停車していた同じ交通の運転手に連絡をしてもらった所、担当者のミスで予約されていなかったとかで、急遽路線のボンネットバスにガイドさんでなく、女性車掌さんが乗ったまゝ約2時間遅れで到着し事なきを得た。

下の子供二人が担任の子供、岩場下から3人目が担任の先生

急な階段・岩場を登り下りして楽しんだ後、帰りは仙台市内方面に廻り青葉城公園へ。

前記した様に自然と各グループ毎に散策中、仙台市内の女子高校生6人と出会い声をかけ(集団ナンパ?)互いの代表が住所の交換をして帰って数日後、全員の連絡先が揃った。

授業の合間にそれぞれの相手を阿弥陀くじで選びそれぞれ文通が始まる。
大阪方面の修学旅行(右から4人目が私)

私の相手は仙台市内の中心部にお住まいだった「HIROKO OOTAKA」さんになり卒業まで続いた。

その間、会ってみたいと云う事になり仙台駅で落ち合って映画館に。

その時の映画が【アラン・ドロン】主演、1960年フランス・イタリア犯罪映画【太陽がいっぱい】で内容も分からないまゝ時間が過ぎ帰宅。
    

その数ヶ月後、地元福島で再上映された時見直してあらすじが分かる。

先日、その【アラン・ドロン氏】が8月18日、89歳の人生を閉じられた時もその事を思い出した。

その女性は何処かで元気に過ごされていらしゃる事と思いますし願ってもいます。

そして何事もなく優秀な仲間と一緒に卒業する事も出来、担任は私達が卒業と同時に校長として他校に赴任してからも、細々(こまごま)と相談に乗ってくれ、又その子供二人が東大に一発合格する度、目を細めていらっしゃいました。

退職されて間もなく癌に侵され、奥様の元に旅立れてしまいました。

あれから50年以上過ぎた今でも、鮮明に思い出せるのもその人柄で、出来るものなら私もそうでありたいと思う今日この頃です。

2024年8月23日金曜日

ニホンミツバチとスズメバチ

 前回、ニホンミツバチの天敵の一つはスズメバチと投稿しましたが、そのスズメバチの偵察が昨日やって来たので、捕獲網とネズミ捕獲シートを持参し、飛来して来るのを待っていたがやってきませんでした。
普通の昆虫捕獲網


ねずみ捕獲シート

捕獲シートには白色・黒色があり、捕獲量はさほど変わらない様で、仲間が多く張り付いているほ方に集まって来る感じでね。

理由は、粘り付いた蜂が助けを求めるフェロモンを発生させるため、それを助けようと次々に集まって来ます。

私は前回の残りがあるので黒のシートを使う事に。

偵察スズメ蜂を網で捕獲して、このシートに貼り付けて置くと仲間が寄ってきてこんな感じで次々に粘っくれます。
シートに粘るとこんな感じになります。

YouTubeからお借りしました。

そして今日、なんと巣箱の下にニホンミツバチ一匹を捕らえたまま、死んでいるスズメバチが落ちていました。
全体画像

拡大画像

これは「集団蒸し殺し」でスズメバチに立ち向かうニホンミツバチの戦法です。

スズメバチがニホンミツバチを襲うとき、初めに偵察役のスズメバチが一匹やって来ます。

この偵察蜂を放っておくと、仲間が次々にやって来ればニホンミツバチに勝ち目ありません。

ニホンミツバチはスズメバチに何百匹といった集団で一匹のスズメバチに飛びつき、囲んで胸部の筋肉を震わせると内部の温度は46~48℃まで上昇して、スズメバチの動きは鈍っていき間もなく息絶えます。

熱をもって殺すため「熱殺蜂球」と云います。
スズメバチを囲んで熱殺

今回は、ニホンミツバチが偵察のスズメバチを退治してくれた様ですが油断は出来ません。

2024年8月7日水曜日

花が一杯咲いています。

春先三回にずらして植え付けたグラジオラスも、ほぼ終わりに近づき数本咲いています。

 その他、鶏頭・ダリヤ・ひまわり・百日草が咲き誇っています。






昨年、道の駅で生け花用に購入したフォックスフェースの種を保存し、春先、その種を蒔き植え付けたところ見事に人間の背丈よりも成長し、何とかそれらしき物が実っています。

初めての栽培にビックリする事ばかり?

前記した様に人間の背丈より伸び、大きな葉の表面に鋭いトゲ(トゲなしもある事が後に知る)があり手入れに苦戦。

小さい内、120cmの倒れ防止イボ竹を使用したが、あまりの大木?に180cmのイボ竹に変え倒れに備えました。

初秋に黄色く色づくのが楽しみです。

又、側にはイチジクが4本あり、その中の一本がカミキリ虫の被害で枯れてしまったが、その根元から新しい枝が伸び、来年は実を付けてくれると思います。

残った三本は生きよい良く、沢山の実を付けています。

その他、夏野菜(トマト・茄子・キューリ等)も終わりに近づき、冬野菜の種まきや植え付けが始まります。

2024年8月6日火曜日

蜂(ニホンミツバチ)に刺された~ぁ。

「暑中お見舞い申しあげます」

6月22日に入居した「ニホンミツバチ」この猛暑続きの中、それぞれの分担で花粉・密集め、子育て、掃除等々と懸命に飛び回っています。

定期的に底箱に溜った花粉の食べカス等を掃除していたら、刺されてしまいました。

ニホンミツバチの最大の天敵は、夜、蛾が巣箱に侵入して産卵し、その幼虫が蜜を食い荒らす「ウスグロツヅリガ」「ハチノスツヅリガ」や、ダニの一種「アカリンダニ」そしてスズメバチです。

コツコツ集めた蜜を奪ってしまう人間が、一番の天敵ですかね???

アカリンダニ対策は入居後すぐ、ニホンハッカの葉を上箱に入れ、新たに今日(8月6日)スムシ駆除の「スムシっ子カード」を底箱の床に置き効果を待つ事に。

上蓋を外すとアクリル板(小さな穴を空けてある)で仕切られた下で沢山の蜂が活動。
                  新しいニホンハッカの葉を入れてアカリンダニ駆除。
                           
スムシっ子カード
スムシの好物である蜜蝋と誘引剤が塗られ、BT剤と呼ばれる生物系農薬が添加されていて、それを摂取すると、腸内で毒素が生成されて死滅。
BT剤は合成殺虫剤ではないので環境に優しく、ミツバチや人間が口にしても害はありません。

底箱にスムシっ子を
アカリンダニとは
ミツバチの気管に寄生する小さなダニで、気管に成虫や卵が詰まり呼吸が出来なくなり、巣箱の周りで徘徊したり、越冬中に温度を維持する事が出来なくなり、蜜を多量に残したまま死滅してしまいます。

あとは晩夏から現れる「スズメバチ」の駆除です。

2024年7月3日水曜日

ニホンミツバチ入居

 今年春先から自宅庭に二ヵ所、趣味の菜園に三ヵ所待ち受け箱を設置し、入居を試みていました。

5月中頃、各待ち受け箱に金陵辺の匂いに誘われ偵察蜂がやっては来たが、一向に入居の気配もなく金陵辺の花が終わってしまい、半ば諦めていた6月22日菜園の待ち受け箱一つに入居しましました。

近辺には色んな花が咲き誇り、特に今はカボチャの花にミツバチが花粉・密を集めに飛び回っています。

両足に花粉を一杯抱えて戻ってくる蜂、蜜を集めて巣箱に戻ってくる蜂等、それぞれの役割を担って元気に飛び回っています。

底箱の扉を開けると花粉の食べかすが床に落ちていて、それを目当てに天敵の蛾の幼虫【スムシ】が卵を産み付けてしまうので、定期的に掃除をします。
巣箱までも食い荒らしてしまいます

そのまま放置してしまうと、ドンドン巣を食べてしまいニホンミツバチにとって大変な問題になってしまいます。

又、秋口のなるとオオスズメバチ・アカリンダニの天敵にも襲われます。

【アカリンダニ】とは
ミツバチの気管に寄生する大変小さなダニで、気管に成虫や卵が詰まり、ミツバチが呼吸できなくなり、巣箱の周りを徘徊したり、越冬中に温度を維持できなくなり蜜を多量にの残したまま死滅してしまう。

対策として私は巣箱上層に【ニホンハッカ】を入れるスペース箱を作り、その対策を試みを!!!

2024年5月28日火曜日

アリウム・キガンジューム

昨年植え付けた【キガンジューム】の開花。

小さな花が集まって大きなぼんぼり状に

花の拡大画像

ニンニクの様に薄い皮に覆われ、その中が4~6欠けに分かれています。
昨年掘り起こした時の球根

分けた時の一欠けがこれ

こちらは同じく昨年苗を植え付けたタマネギが収穫時期を迎えました。

赤タマネギも混じってます。

残りの一畝もこれから収穫です。

2024年5月24日金曜日

今年は【アリとキリギリス】のアリになりました。

イソップ童話の【アリとキリギリス】

ある暑い夏の日、キリギリスは歌いながら得意のバイオリンを奏で夏を謳歌していました。
そこに食べ物を懸命に運ぶアリの行列が通りかかります。
「暑い中、なぜ働いているんだろう」と思ったキリギリスはアリ達に尋ねました。
アリ達は「冬に備えて食料を備蓄している」といいます。
キリギリスはそんなアリ達が信じられません。
「まだ夏なのに冬の準備なんて!」

やがて秋が来てもキリギリスは楽しくバイオリンを弾いて歌い続け、対照ににアリ達は冬の準備に余念がありません。
そして、いよいよ冬の到来です。
食べ物が穫れなくなり、夏・秋と遊び呆けていたキリギリスは備蓄食料もなく、空腹と寒さで困窮しているキリギリスは、冬にもかかわらず暖かそうに暮らしている家を見つけます。
その家をのぞき込み見たものは、キリギリスが音楽を興じている間も働き続けたアリ達の姿でした。
痩せ細り餓死寸前のキリギリスは、アリ達に食べ物を分けて欲しいと懇願します。
しかし、「夏に歌っていたなら、冬は踊ったらどうですか?」とアリ達は取り合ってくれません。
アリ達に見放されたキリギリスは、空腹を抱えたまま凍死してしまいます。


                                                   イソップ童話より

三年前、この童話の如く冬に欠かせない薪ストーブの薪集めを怠り、最悪、高価な薪を購入したり、石油製品の値上がりとも重なり思わぬ出費に見舞われました。

昨年もそれなりの古木集め・薪割りをしたものの、春先の寒い日には炊き切ってしまい、石油製品で対応するはめに。

今年は早めの春先、二軒の果樹農家さんから大量の古木を頂き、写真の大型薪割り機もお借りし頑張りました。

お借りした自走式エンジン薪割り機

これで約1年分位?

新しく作った薪棚にも。
こちらで約2~3年分位かな?

自宅の薪棚に運んで、5列に積み重ね今年の冬に備えました。
自宅庭、自作の薪小屋

アリさん頑張りましたね?。

あり(蟻)がとう!!!