2012年2月7日火曜日

陶芸家の友情を繋いで【ふくしまの器達】がオープン。

約350年の歴史のある福島県浪江町【大堀相馬焼】は2011.3月原発事故による放射能漏れで、二十数件ある全窯元は何時戻れる保証もなく、各地で避難生活を送っておられます。

16代目の半谷窯(半谷貞辰)さんもその一人で、父親が福島の老人ホームに入所されており、避難先から見舞いの帰り福島市西部で陶磁器の製造をされている先達窯(清水文博)さんを訪ねまた。

その時、先達窯の作業場・機材・窯を使って再出発を強く進められ、浪江町の自宅に一時帰宅し陶芸用の機材・を運び出し、奥様(菊江さん)の洗練された走り駒・椿・野の花などの絵付けで本格的に制作活動を開始されて、清水さんと共に『新しいスタート福島の陶器展』を開催され大好評でした。
新しいスタート福島の陶器展(半谷窯作品)
先達窯・半谷窯の作品を【ふくしまの器達】を立ち上げる為、打ち合わせに伺う度に清水さんのお陰でここまで来れましたの言葉が、半谷ご夫妻から必ず出てきます。

花見山花瓶(先達窯)