2015年7月3日金曜日

会津磐梯町【慧日寺】えにちじ

7月2日・3日猪苗代町にある全4室の洋風旅館【ウェルカム ウェルカム】に知人ご夫妻と宿泊。

鉄分を含んだ天然掛け流し温泉が魅力で、知る人ぞ知るスウェーデンハウスの宿です。
洋風旅館 ウェルカム ウェルカム
周りは深い森に囲まれ、夏の木漏れ日が心を癒やしてくれます。
周りの緑に映える赤い壁に白い窓
小さな露天風呂は二人で入るのに丁度良い大きさ(左)
客室にある露天風呂も魅力(中)
そして内風呂(右)
   

和洋折衷フルコースにはオーナーが打つ、そば粉100%の手打ち蕎麦も出されました。

翌日は同行したご主人の希望もあり、史跡【慧日寺】えにちじ跡へ。
慧日寺 金堂
中門
金堂内部の天井は、屋根裏が直接見える「化粧屋根裏天井」となっていて、垂木の赤と胡粉を塗った化粧裏板の白が美しいコントラストを醸し出しています。
天井
身舎(もや)柱39㎝、側柱36㎝、総計36本にも及ぶ柱は、樹齢200年を超す四国のヒノキを調達いています。

【慧日寺】
平安時代の初め、南部出身の僧「徳一」によって霊峰磐梯山を望む山麓に開創されました。
東国の拠点寺院としてさまざまな仏教文化を将来し、会津地方の文化の発展にも大きく寄与しました。
昭和45年に国の史跡に指定され、貴重な文化遺産として保存・整備が行われています。

【徳一】
会津の象徴は磐梯山と猪苗代湖といわれています。
特に磐梯山は会津の人々の心の支えとして 古来より信仰の対象でしたが「病悩山」と呼ばれ魔物が住みつき、周辺の耕地や作物を荒らしまわっていたといわれていました。
この磐梯山が大同元年(806年)に大爆発を起こし、猪苗代湖ができたといわれています。
この大爆発で耕地は跡形もなくなり、住む家や食物を失った人々が道端に屍を晒していました。
この惨状を伝え聞いたのが奈良の都で高層の誉れ高い「徳一」という人でした。
「徳一」は人々の苦しみを救いその荒れる山を静め、仏教をひろめ仏の都を造ろうと決心し東路をくだり会津入りした。

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