2013年4月10日水曜日

春の吉野山・根尾谷淡墨桜・伊勢神宮

【一日目】
今回も妻の希望で二泊三日のバスツアーで、伊勢神宮参拝に出かける事しました。

山形天童市からのツアー客と乗せ、朝7:30分総勢39名で福島を出発、途中休憩を挟みながら午後3時過ぎ日本三大桜の一つ【根尾谷淡墨桜】到着。
2号車
この桜は蕾の時は薄いピンク色、満開の時は真っ白、散り始めには淡墨色と変わるとか。

今日の淡墨桜は少し散り始めで、名の如く淡墨色でした。
日本三大桜 根尾谷淡墨桜
この桜は継体天皇が幼少期の頃、美濃山里に隠れ住んで都に戻る事になった時、世話になった村人たちと別れを惜しまれ、記念に一本の桜の苗木を植えられたとか。

その時に詠まれたものに。
 
                     み   しろ のこ      うすず
           身の代と遺す桜は薄住よ
                       ち よ   そ   な   さ か  とど 
                                        千代に其の名を栄盛へ止むる。

春の柔らかい陽ざしを一杯浴びながら今夜の宿泊地名古屋へ。

今日の走行距離は(山形天童市より)約835km。

【二日目】
早めの朝食を済ませ7:45分ホテルを出発、伊勢神宮・内宮参拝。

宇治橋を渡り、玉石を踏みしめる音がこれ程心地良く感じたのは何故でしょうか?
火除け橋を渡り、手水舎と五十鈴川御手洗場で身を清めて正宮へ。

宇治橋は五十鈴川に架けられた木造の橋で神宮の表玄関です。
長さは101.8m、両端の鳥居は両正宮の旧正殿棟持柱(むなもちばしら)をリサイクルしているそうです。
宇治橋
新緑に包まれた御手洗場の清らかな流れに、終わりの桜の花びらが僅かに流れて来ていました。
五十鈴川御手洗場
今年は62回目の式年遷宮に当り、完成を目指して建て替え工事が進められていました。


正宮



完成間近な正宮

甘党なら誰でも知っている伊勢名産【赤福】、あの事件がありながらも依然として人気。

おはらい横丁の入り口にある赤福内宮前支店の茶店で私達も頂く事に。
伊勢名産【赤福】
パワースポットの伊勢神宮を後に【世界遺産吉野山】千本桜へと、桜の種類は殆ど【白山桜(しろやまざくら)】でその数は約3万本。

山下の北から山上の南へと順に下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれている。又四月下旬から末かけて、山下の下千本から順に山上へと開花してゆく。

花はほぼ終わりかけ、周りの出店を眺めながら息を凝らして奥へと進んで金峯山寺・蔵王堂まで。

終わりかけの白山桜

金峯山寺・蔵王堂
そして今夜の宿泊地大阪へ。【本日の走行距離約310㎞】

【三日目】
ホテル7:45出発、京都哲学の道、祇園・花見小路・丸山公園へ。

哲学の道
哲学者・西田幾太郎がこの道を散策しながら思索にふけったことからこの名がついたと言われる。「思索の小径」と呼ばれていたものが、いつしか「哲学の道」と呼ばれるようになったとか。

哲学の道の桜は近くに居を構えた日本画家・橋本関雪と妻【よね】が、1922年に京都市に苗木を寄贈したのに始まる。

寄贈の経緯は画家として大成した関雪が、京都に対する報恩を考えた際に夫人の【よね】が桜を植えてはどうかと発案をした事による。

当初の木はほぼ樹齢が尽きたと思われるが、佐野藤右衛門らの手により植え替えられ手入れされ現在に至っている。代替わりをした今でも桜並木の名称として「関雪桜(かんせつざくら)」と呼ばれている。
哲学の道
ここも終わりかけた桜と新緑がとても綺麗で、水面に浮かぶ花びらがゆっくり流れ、この様子が着物の柄になったと云う事が何となく分かりました。
この様子が着物の絵柄に
丸山公園しだれ桜もすっかり終わり、若葉が出始めていました。
若葉が出始めたしだれ桜
八坂神社の周辺は多くの人たちで賑わっていて、花見小路を歩く芸子さんの姿もあり祇園の雰囲気が肌で感じました。

そして今、都をどりも開催されていて外国人の観光客も多く見られました。
都をどりの会場
その奥には臨済宗大本山・建仁寺が。
臨済宗大本山・建仁寺
花見小路12:00集合後、琵琶湖の辺を通って北陸道で上越・新潟。磐越道に入って福島・山形と本日の走行距離は約915㎞。

参加された人達の殆どは旅慣れをした方が多く、強行日程でありながらも集合時間を守り、車内でのマナーも素晴らしく凄く楽しい旅でした。

又、何処かでご一緒出来る事を願い、そして二名のドライバーの方と最後までお世話を頂いた添乗員さんに心から感謝致します。

新しいブログ【ふくしま便り】を立ち上げ、福島地域情報を発信して参ります。
        趣味の菜園【吾妻の雪うさぎ】共々宜しくご愛読下さいませ。

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