2019年7月16日火曜日

ETV特集、【カノン】家族のしらべ~ より

今日夜(2月16日)、何気なくテレビチャンネルをBSに合わせたところ、ちょっと気になる番組に目をとめて、途中からでも最後まで見入ってしまいました。

放送終了後、どうしても最初から見たい思いで、ネットで探したところ、あらすじや動画を見つける事が出来た。

途中からのため、メインのタイトルにあの有名なドイツの作曲家 ヨハン・パッヘルベルの「カノン」に疑問をもつ。



分かった事は子供がいないご夫婦と「しおりちゃん」との養子縁組で、新しく家族になった日付が刻まれた「カノン」を奏でるオルゴールが、三人家族の宝物であった為と知る。

血の繋がりのない子供と特別養子縁組で結ばれた3人の親子を1年間にわたって取材したドキュメンタリー番組でした。
 
哲雄さん栄子さん夫妻と養子のしおりちゃん
子供が欲しくても出来ない哲雄さんと栄子さんは、養子をとることを決意して乳児院へ行き、しおりちゃんと出会います。

「しおりちゃん」 18才は、2才の時に特別養子縁組で父・哲雄さんと母・栄子さんのもとにやってきました。

母・栄子さんは「子供の力はすごく大きい」と言え、家族に大きな変化をもたらしてくれたと・・・・

血のつながりこそないものの、3人は一つ屋根の下で暮らす家族で、しおりちゃんの誕生日には、毎年3人でケーキを囲み誕生日を祝っていた。

「しおりちゃん」も、この家に来れたことが嬉しいと素直な気持ちを語りますが、心の隅で亡くなった実母がどんな人だったのか・・・・・と考えることもあると云う。

「しおりちゃん」は、高校3年生で大学進学を目指し勉強し、2年生までは学年でトップクラス成績だったようで、おしゃれにも夢中な普通の女子高校生。

ところが、ある時期から帰りが遅くなり日付が変わることも。

そんな日が続くと、心配する父とのケンカが絶えなくなり、ついに家出をしてしまいます。

又、父とケンカの際に、生後25日で乳児院に預けられたという事実を知らされたこともショックだったようです。

「しおりちゃん」は、知り合った「パンパス」という18才の彼の家に一緒に住んでいたのです。

「パンパス」はタイ人の両親のもとに日本で生まれたのですが、父はその後、強制送還され母に育てられ、中学校卒業後に家を出て自立して生活していたのです。

「パンパス」との話合いの結果、家に戻る事になったのですが、「しおりちゃん」のお腹には「パンパス」の子を身ごもっていたのです。

父・哲雄さんは、命の尊さを「しおりちゃん」に解って欲しいと思い、産むことをすすめるのです。

彼女も産むことを決意し、「パンパス」も一緒に暮らし始めます。

「パンパス」は、しおりちゃんの家族と一緒に暮らすようになって、家族の絆を感じ、彼女も「パンパス」に言われて気が付くのです。

もうすぐお腹の子の母になるという状況で、これまで自分を育ててくれた両親の愛情に気付き、両親への感謝の気持ちが生まれていたのです。

彼女は、無事大学に合格し、入学後はすぐに休学して出産の準備に入り、そして出産して5人家族となりました。



父・哲雄さんと母・栄子さんがオルゴールの「カノン」の曲に込めた思いと、しおりちゃんがピアノで奏でる「カノン」に込めた思いは、血の繋がった本当の親子様に感じまた。